単身者向けとファミリー向け、選ぶなら、収益性の高い単身者向け?|練馬区・豊島区の賃貸経営・不動産管理はハウステーションプロパティマネジメント

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単身者向けとファミリー向け、選ぶなら、収益性の高い単身者向け?

賃貸用物件には単身者向けのものと、二人以上で住むのに適したファミリー向けのものがあります。
一棟マンション・アパートには、両方が混在している可能性がありますが、
ここではそれぞれのメリットとデメリットを、簡単に説明したいと思います。
まずお話しておきたいのは、「単身者向けとファミリー向け、どちらの物件がいいか」は、
その地域の特性による、ということです。

「都市部で駅から徒歩10分以内」と非常に便利な場所であったり、大学が近くにあったりする場合には、基本的には単身者向けの物件が合っているでしょうし、逆に駅から徒歩10分以上の住宅地であれば、ファミリー向けの物件が合っているでしょう。
単身者の多くは、住まいを「寝に帰る場所」として捉え、立地の便利さを求めがちですが、ファミリー層の多くは、住まいを「生活する場所」として捉え、環境の良さを求めがちです。

また、都心の一部は例外としても、ファミリー世帯は自家用車を持っていることが多く、
多少駅から離れていても、駐車場代の安い場所に住みたがる傾向が強いといえます。
なお、単身者向けとファミリー向け、それぞれにメリットとデメリットはあります。

一棟マンション・アパートの場合、単身者向けの方が一戸あたりの面積が少ない分、
戸数が多くなり、全体としての収益性は、ファミリー向けよりも高くなります。
しかし、戸数が増えれば、その分トラブルなどが発生する確率も高くなります。

特に、自殺や殺人などのトラブルが発生しやすいのは単身者向けの賃貸物件であり、
住宅地にあるファミリー向け物件でこうしたトラブルが起こることは、比較的少ないといって良いでしょう。
また、ファミリーに比べ、単身者は一つの物件への居住期間が短いため、空室が発生するリスクも高くなります。

逆にファミリー向けの賃貸物件の場合は、長く住んでもらえる可能性が高い反面、
子供や家族など世帯人数が多くなるので、修繕費がかさむ可能性が高くなります。
さらに、単身者向けの物件よりも空室リスクが高くなることが予測されますし、
一戸あたりの家賃が高い分、空室が出た時のダメージは大きくなります。
なお、住宅地でファミリー向けの物件を経営する際には、
近隣にある同じようなファミリー向けの賃貸物件ばかりでなく、売買物件の動向にも目を光らせた方がいいかもしれません。

ファミリー層の場合、「同じような金額を払うなら、賃貸に住むのではなく、マイホームを買った方がいい」と考える可能性が高いからです。
そのため、借り手側が「ローンを払うより、賃貸に住み続けた方が負担が少ない」と感じる程度の額に家賃を設定するなど、
工夫する必要があるでしょう。
単身者向けの物件か、ファミリー向けの物件かで迷った時は、収益性だけでなく、
それぞれのメリット・デメリットや地域の特性を踏まえ、慎重に検討しましょう。

ここをチェック! 単身者向け物件にするかファミリー向け物件にするかは、
自分の目指す不動産経営に則して考えるべし!
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